マルチメソッド・シミュレーション・モデリング

マルチメソッド・シミュレーション・モデリング

マルチメソッドモデリングの理念はシンプルです。モデリングやシミュレーションといった異なる手法をシームレスに統合して組み合わせることで、個々のアプローチの欠点を克服し、それぞれを最大限に活用します。 さまざまな方法論を組み合わせることで、代替案を使用せずに効率的かつ管理しやすいモデルを作成できます。

動的ビジネスシミュレーションモデルの構築には、システムダイナミクス、ディスクリートイベントモデル、エージェントベースモデルの3つの主要な方法論があります。

システムダイナミクス手法は、高い抽象度レベルを前提とし、主に市場環境や社会的プロセス関連などの戦略レベルの問題に使用されます。

ディスクリートイベントモデルは、主に製造プロセス、設備投資評価、運用レベルおよび戦術レベルで使用されます。

エージェントベースモデルはアクティブなエンティティのエージェント(人、車両、製品他)をすべてのレベルで使用します。 アプリケーションには、サプライチェーンの最適化や疫学など等があり、システムダイナミクスに比べると抽象度が低いので、より詳細なモデル構築が可能です。

様々なモデリング方法を接続する利点

Methods of Simulation Modeling

モデルを構築するには、レベルの簡素化が必要です。 抽象度を高くするか、より詳細な点にフォーカスするか? モデルの選択は、モデル化するシステムの問題や希望する解決策の内容によって異なります。

1つの方法論のみでモデル化する場合、抽象化を適切なレベルで設定するのが難しい場合があります。 システムダイナミクスにより自主的に活動するエンティティをモデル化することは可能かもしれませんが、エージェントベースを使用した場合、より詳細なモデル構築が可能となります。 また、ディスクリートイベントモデルで、システムダイナミクスが持つ連続変数をモデル化するのに非効率的です。

複雑なビジネスシステムの相互関係をキャプチャーするには、1つの方法論を使用した場合は限定的になりえます。いくつかのシステム・エレメントは除外しなければならないかも知れません。あるいは、代替手段を準備する必要があるかもしれません。

すべての方法論を使用することで、問題解決の柔軟性が飛躍的に高まります。

Production, distribution, and the market model

ここでは、全ての方法論を使って、生産、流通、市場をモデル化しました。ディスクリートイベントモデルは、各倉庫内のプロセスを記述します。また、倉庫は流通ネットワーク上にエージェントとして表示され、市場分析は、システムダイナミクスでモデル化され、この情報を基にシステムを駆動します。

AnyLogicを使用すれば、特定のモデリング方法に制限されることはありません。最も効率的な方法論を選択、または組み合わせを選択することで、問題解決に最適なモデリングが可能になります。

無償版を試す