モスクワリング鉄道(Moscow Ring Railway)乗客フロー・シミュレーション

モスクワリング鉄道(Moscow Ring Railway)乗客フロー・シミュレーション

問題点:

都市や郊外の住宅地域および工業地帯を横断するモスクワ鉄道は1908年に建設され、現在は貨物運送のみに利用されています。2016年着工予定の旅客列車は、道路交通状況および渋滞を根本的に改善すると予測しました。近年建設した駅の多くは大きなハブ駅として地下鉄と通勤列車に接続するようになりました。JSCモスクワ鉄道計画の一つでもある乗客フローの最適化は、ITSコンサルティング社によって、AnyLogicソフトウェアを利用してシミュレートしました。

シミュレーションの目的は、通路、階段、エスカレーター、改札口、チケット売り場、自動券売機など、ハブ駅が持つ能力を評価し、建設に際してその問題点を見つけるため、ラッシュアワー時のCherkizovoハブ駅のパフォーマンスを評価することでした。朝の8時から9時のピーク時に、人の移動やチケット購入に問題が生じなければ、ハブ駅として受け入れ可能と考慮されました。

解決策:

Cherkizovoハブ・モデルは、AnyLogicの歩行者と駅構内の両方のライブラリーを利用し、システムの可視化に3Dアニメーションを利用しました。モデルは計画予定の駅および既存の地下鉄駅の以下の要件を取り入れました:

乗客は鉄道と地下鉄および陸上輸送を乗り継いでターミナルに到着できます。乗客移動アルゴリズムは、下図ご参照ください。

Algorithms

出入口のアルゴリズム

システムを正確に表現するためには、以下の特色を含めて計算しなければなりません。

シミュレーション入力データ:

結果:

Cherkizovoターミナル駅のシミュレーションでは、乗客の混雑時でも、設計概念とすべての構成要素は、十分に機能していると判断されましたが、乗客数が増加した際に、チケット売り場が改札口に向かう通路近くに設置されている関係で、その周辺が混雑になると予想されました。


チケット売り場の負荷を最適化し、乗客がチケットを購入に要する時間を短縮するために、顧客は自動券売機でチケットを購入するか、他の方法(インターネット等による事前購入)を利用するように奨励しました。その結果として、自動券売機の数を削減することを推奨しました。

Cherkizovoモデルは他の輸送ハブの最適なパラメーターを見つけるためにJSCモスクワ鉄道に利用され、さらに緊急時や避難中の乗客行動の研究に利用されています。

Railway station terminal

同様のケーススタディ

その他のケーススタディ