造船所はオーダー履行能力を検証するため、生産設備やその分布を可視化

造船所はオーダー履行能力を検証するため、生産設備やその分布を可視化

問題:

造船所における生産シミュレーション

アドミラルティ造船所JSCは、300年以上も前から世界中に顧客を持つ、バルト海地域で最も古く、最大の造船所のうちの1つです。造船所は軍事受注の潜水艦だけでなく、非軍事的な海洋開発も手掛けます。

アドミラルティ造船所(Admiralty Shipyards JSC)は、ディーゼル潜水艦の大口注文に直面し、現在の生産設備で受注に十分対応できるか、できない場合は2016年までにどれだけ生産できるかを評価しなければなりませんでした。アドミラルティ造船所JSCはまた、受注に対応するために新たな生産設備が必要になるかを検証します。

造船所における製造の最適化

ソリューション:

造船&船舶修理技術センター(The Shipbuilding & Ship Repair Technology Center JSC)は造船問題を分析し解決するためにマルチメソッドモデリングによる意思決定ツールとしてAnyLogicシミュレーション・ツールで作成されたモデルを利用しました。初めにJSCは、造船施設全体および生産プロセスをモデル化しました。モデル精度を上げるためJSCは、さらに多数の製造部門と受注数およびすべての要素(数、重量、必要労働数、建造開始日等)との関係をシミュレートしました。

JSCは、製造部門の全体にわたってプロセス変更を含む、各種のパラメーターと四半期毎の製造部門間の組立部品の割当をシミュレーションしました。シミュレーションによってもたらされた結果は、四半期毎の製造部門の生産計画履行統計、設備仕事量パーセンテージ、製造部門仕事量パーセンテージおよび組立部品の割当てを含んでいました。更に、JSC統計と一致させるため、製造設備の使用比率は80%以下の規定で検証されました。

結果:

Production Planning at a Shipyard

AnyLogicシミュレーションおよびモデル化により、生産設備および作業割合80%以下でアドミラルティ造船所JSCの生産計画を遂行できると判断しました。

そして、増設費用も必要なく、大口注文の獲得を可能にしました。さらにモデルの使用により、生産や設備の配置および部門間の関連性を可視化することができました。

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