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歩行者ライブラリ

公共施設の設計は、キャパシティとスループットの評価、歩行者のボトルネックの検出、避難計画立案等がとても重要です。AnyLogic歩行者ライブラリは、歩行者を正確にモデル化し、視覚化し、人混みの流れが具体的な環境でどのように振る舞うか、そして問題点を除去できるかを分析することを可能にする、人流と群衆分析ツールです。

AnyLogicモデルの歩行者は、シミュレートされた具体的ルールに従って動きます。壁やエスカレーターなどの周囲のオブジェクトと相互作用し、対象物と接触しないように動きます。ユーザーは、歩行者を個々のプロパティで、体格、歩行速度等定めることができます。ライブラリのツールキットには、フロー密度マップ、歩行者数計算、待ち時間とサービス時間を計算する要素が含まれています。

都市計画、各種イベント、駅、空港、博物館、スタジアム、及びショッピング・センター等で、歩行者の流れをシミュレートする際、歩行者ライブラリは大変有用です。例えば、新規プロジェクト設計段階では、歩行者シミュレーションモデルは、施設が計画された負荷に対処し、安全要求事項に対応するかを評価するのを支援します。また、施設の改装をする際には、人流の管理プランが計画どおりになるかを事前にテストし、解決策の決定を支援します。

ライブラリの使用例:

  • ショッピングセンターおよび商業施設の設計と計画 — 入退場のピーク時または部分閉鎖時の人の動きの分析、顧客行動の試験、店舗の最適な場所の決定、販売施設の足取り分析、緊急避難および避難対応計画を検証できます。
  • 空港ターミナルの設計と計画 — 各交通機関からの乗客の流れ、チェックインカウンター、セルフチェックイン、荷物預け、手荷物検査、出国、ラウンジの使用、免税店、搭乗待機行列の動き、および各種サービス業務の検証が出来ます。
  • 鉄道および乗換駅プランニング — チケット売り場、自動発券機、自動改札口、階段、エスカレーター、ホーム、ホームドアの有無による人流の変化等、駅の混雑を鉄道の時刻表に基づいてシミュレーション可能です。
  • 都市環境プランニング — 地域内の人流密度、インフラ設計、および緊急避難シナリオ等を検証できます。
  • AnyLogicの歩行者は、ソーシャルフォースモデル(Social force model)のルールに従って移動します。歩行者は最短ルートを選択し、現在の各自が置かれた環境を分析して他のオブジェクト(壁など障害物)との衝突を避けながら、目的地に向けて移動します。
  • 歩行者の行動は、生成が簡単なプロセスフローチャートで定義することが出来ます。実際の環境での動きをシミュレートするため、基本ブロックに加えて、ライブラリには、壁、サービス、アトラクター、エスカレーターを設定するためのスペースマークアップエレメントが含まれています。
  • 歩行者モデルはエージェントベースで動作するため、各歩行者には、個別の情報を割り付けることが可能です。例えば、手荷物を持っている、市民権を持っている、何らかの製品の購入の準備ができているなど、個々の持ち物、趣味嗜好、状態を事前に割り当て、それを基に歩行者の行動をシミュレーションすることが出来ます。
  • 統計出力では、施設のキャパシティとスループット、密度マップに表示された歩行者の密度、各エリアの歩行者数、および待ち時間とサービスタイム等を測定可能です。
  • 歩行者ライブラリは、列車、駐車場、及び道路インフラ等を備えた交通機関モデルを作成するための交通情報ライブラリや鉄道ライブラリとシームレスに統合することができます。
  • AnyLogicは、X3DおよびVRMLフォーマットの3Dオブジェクトのインポートをサポートします。歩行者モデル内の、人物やATM、改札口、金属探知機等の機器やその周辺にある物を3Dでアニメ化することができます。
  • 建築用CAD図面ファイル、シェイプファイル、及びデータベースの情報を、シミュレーションモデルに、直接データをアップロードして使用できます。