歩行者ライブラリ
歩行者ライブラリが2005年にリリースされました。歩行者のダイナミクスを取り込み、離散事象モデルと統合した、使いやすいソリューションです。歩行者ライブラリは、建物内または路上での歩行者の流れをシミュレートするのに使用します。歩行者モデルは次のような統計収集が可能です:
- 歩行者の密度
- 待ち時間の予測
- 屋内設計のテスト、その他
歩行者ライブラリの作成モデルでは、歩行者が移動する際、壁や他の歩行者などのさまざまな障害に反応、衝突しないように、自身の目的地に移動します。
ビジネスグラフィックライブラリ
ビジネスグラフィックライブラリは、シミュレーション実行中に、モデル出力データのアニメ化や、データを他のアプリケーションにテキストとしてエクスポートする図表とヒストグラムを備えてあります。図表の種類は、MS Excelに似ており、現在、AnyLogic Analysisパレットにあります。
エージェントベースライブラリ
このライブラリはAnyLogic 5.4でリリースされ、エージェントベースモデルの時間、空間、ネットワーク、通信、およびプレゼンテーション管理がシンプルに使いやすくなりました。
エージェントベースライブラリは、エージェントベースのモデルを効率的に開発するために作成されました。このライブラリは、各種市場動向、サプライ・チェーン、道路交通および人口等の様々な振る舞いをシミュレートする際に利用出来ます。エージェントベースのモデルは、個々のエージェント(人、車、製品等)の振る舞いを仮定し、システム全体の振舞を観察することが出来ます。
エージェントベースライブラリはAnyLogicエージェントパレットにあります。
交通ライブラリ
AnyLogic5.5で装備されたこのライブラリを利用することで、交通シミュレーションを容易に作成することが出来ます。道路、交差点、駐車場における車両の動きをシミュレートし、スループットに関する統計を収集することが出来ます。
交通ライブラリは歩行者ライブラリと組み合わせて、交通渋滞での歩行者の影響を調べるのに利用できます。車の動きは、交通ルールに基づいて動作させることが出来ます。
交通ライブラリは、現在では道路交通ライブラリに名前が変更されました。