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流体ライブラリ

流体ライブラリは、バルク材料、液体やガスのフロー、パイプライン、採掘プロセス、ガスや電気送電などのロジスティクスをシミュレートすることができます。ライブラリのコンポーネントを使用して、タンク、パイプ、コンベア、およびネットワークを正確に表示し、フローのバッチトラッキングを実行できます。速度やスループット等さまざまな特性を容易に把握し、ボトルネックや業務中断の可能性を見つけ出し、運用プロセスを最適化します。

フローの動きを正確にシミュレートするために、ライブラリは離散シミュレーション手法を使用します。これにより、モデリングプロセスがより透明になり、ユーザーはフローの変化が起こったときに追跡することができます。

ネットワークにおけるフローをより理解するのに、バルクおよび液体材、ガス、石油などの物流のモデリングとシミュレーションを組み合わせたAnyLogic流体ライブラリを開発しました。ライブラリは、連続的なプロセスを離散的なモデルに統合し、それらの相互作用の仕組みを見ることができます。

ライブラリのコンポーネントは、下記のシミュレーションを行う際に適用されます:

  • パイプラインシステムの設計、運用、メンテナンス
  • 石油/ガスの分布および貯蔵施設
  • 積載や荷降ろしシステムを含むバルクコンベアの操作

流体ライブラリの機能により、次のことが可能になります:

  • 施設全体の生産率を把握
  • ネットワークとそのオブジェクトの容量とスループットを評価
  • バッチスケジューリング。
  • ネットワークの故障予測と管理
  • メンテナンスと改造コストの削減
  • 流体ライブラリは、バルク材料や液体材のバッチで動作します。これらは、デフォルトおよびカスタムユニットで定量化され、パイプラインやコンベアで運搬されます。
  • 流体ライブラリモデルは、離散率シミュレーション手法を使用して作成されます。イベントベースのロジックを使用して、連続プロセスを統合しハイブリッドシステムをシミュレートします。この方法により、ユーザーはフローの変化を追跡し、モデル作成プロセスを完全に理解することができます。
  • ライブラリのコンポーネントは、線形プログラミングソルバーを使用して、液体およびバルク材料の莫大なバッチの割合を計算します。
  • ライブラリで、タンク流入(貯蔵、混ぜる、加工する)処理を簡単にシミュレートできます。また、ライブラリを使用すると、入力ストリームを分割してマージすることもできます。
  • ライブラリは、エージェントを流体の一部に変換することができます。これは、ユーザーが鉄道、道路交通、歩行者ライブラリの要素を流体ライブラリモデルに組み込む必要がある場合に役立ちます。