AnyLogic 8.5.2

AnyLogicのバージョン8.5.2がリリースされました。8.5からの重要な変更点として、拡張トランスポーター(AGV)機能やその他の新しい機能がライブラリに追加されました。

マルチレベルモデルのサポート

マテリアルハンドリングライブラリは、リリースごと多くの機能が今後追加されます。 今回は、天井クレーンを追加しました。プロパティでは、タイプ(ガントリーまたはブリッジ)とクレーンの桁の数(シングルまたはダブルガーダー)を選択できます。クレーンの外観はこれらの特性に依存します。

AnyLogic 8.4に登場したジブクレーンのように、ブリッジはMoveByCraneユニットによって制御されます。 ここでは、たとえばクレーンの負荷に応じて、加速と減速を設定できます。

自動搬送機(AGV)

パスガイド付き自動搬送機がよりスマートになりました。目的地が変更された場合、ルートを再計算し、交差点を含む他の自動搬送機までの距離を計算できます。また、カーブした道を移動するときや他のトランスポーターに近づくときに、速度を下げることができます。 走行中に2つのトランスポーターが遭遇した場合、衝突回避をシミュレートするために時間のペナルティを発生させることができます。これは、以前のように交差点だけでなく、パスでも可能になりました。

すべてのタイプの自動搬送機(トランスポーターロボット)に対して、getDistanceTravelled() 関数を導入しました。 これは、自動搬送機が移動した距離を計算するのに役立ちます。

自動搬送機を使用して移動するオブジェクトは、最も近い自動搬送機や最短の経路にある障害物(壁、機器、コンベヤー等)を考慮して移動できるようになりました。この選択ポリシーは、SeizeTransporterブロックで設定できます。

メンテナンスシミュレーション

メンテナンスや誤動作によって引き起こされる特定の遅延などが、シミュレートしやすくなりました。DowntimeブロックのTaskプロパティで、遅延開始時間を指定してこのプロセスを構成できます。

  • システム稼働後からの指定した時間後(オブジェクトが存在するすべての時間)。
  • 使用中の指定時間後(機械部品の摩耗など)。
  • 一定数の作業サイクルの後。

新機能は、新しいサンプルモデルであるMaintenance of a Coffee Machineで確認できます。コーヒーマシンの操作とメンテナンスに関連するプロセスをシミュレートします。AnyLogic 最新バージョンで本モデルを実行し、Downtimeブロックのプロパティの使用法を習得してください。



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